2014年9月29日 17:04ＮＯ　ＧＯＯＤＢＹＥ。

本日が浦和県庁通り店勤務、最終日だ。

入社してから浦和本館に３年半、県庁通り店に５年半。

約９年浦和に勤務。

そして、今回の異動ついに浦和から出る事となった。

私は今の会社が三社目だが、この会社に入って思った事がある。

店舗が多い為、皆が別れ慣れているという点だ。

送る側も送られる側も回数が多いし、またどこかで一緒に働くかもしれないというのもあるからかもしれない。

だから、私もそう重く悲しくは捉えず、軽い気持ちで異動する事に決めた。

そう言いつつも、私にはやり残した事があった。

このままでは軽い気持ちで異動などできるはずも無い。

やり残した事というのは、例の店に行っていないのだ。

私はてんぷら蕎麦が大好物。

中でも紅生姜天そばはヤヴァイ。

近くの富士そばでヘヴィローテしていたお陰で順調に肥えた。

が、最近紅生姜天がメニューから消え失せた。

そんな時、職場のウーから暫く休んでいた立ち食い蕎麦屋が再開していると伝えられた。

早速、次の日の昼食、浮かれ足で向かった。

暖簾を勢い良くめくり、｢紅生姜天そば下さい。｣というと、

｢お蕎麦切れちゃったんです。うどんならある。｣と女将。

そのまま、勢い良く暖簾をめくり返し、店をあとにした。

うどんぢゃないんだよなー、蕎麦なんだよ。

次の日、再挑戦。

｢紅生姜店そば下さい。｣と必殺の呪文を炸裂。

すると、カウンターで読んでいた新聞をバサッとやり、｢はぁ～。｣と落胆のため息をつき、

｢紅生姜無い、春菊だけ。」とマホカンタ。

またもや、秘剣燕返し（暖簾返し）発動。

こ、この私に二度までも秘剣を放たせるとは。

だったら、店頭のメニューしまっておけよー。

注文した私が悪いみたいな空気に・・・。

その次の日、懲りずに再挑戦。

店の前まで行くと、シャッターが閉まっていた。

はい、出たこのパターン。

土日祝は休業。

今度は燕返しまで出る幕無し。

まぁ、こんなに見せてたら最早秘剣ぢゃないけどね。

そんなこんなで、最終日。

未だ食べた事は無いが、暖簾だけは慣れた手捌きでめくる。

いつもと違い、はっとした顔で私を見る。

(ほう、この紅生姜野郎を記憶していたか、少しは使えるようだな。)

「今日は紅生姜天ありますか。」

って、こっちも呪文がおかしな感じに変わっちゃったよ。

「ございますよ。」とニコリとする女将。

ムキョー！

(私が最終日だとい事を悟っているとは、やるな。)

「無料ですが、大盛りにしますか。」

肥えてた私は、「ブヒッ、結構です。」と返答。

すると、ワカメを大盛りに。

サービスにも満足し、店を後に。

味が薄かったが、目的を遂げた事で清清しい気持ちになった。

これで心置きなく異動できる。

最後に今の県庁通り店のスッタッフに愛を込めてニックネームを。（無礼講）

 七番アイアン：江戸川 男塾二号生筆頭代理(必殺顔面返し)

 ブロンソン：Ｂ－ＲＡＰ　ハイスクール（風紀委員）

 文字体:ＴＨＥメガネ（迷彩野郎）

 おてもやん：特攻服（姉のお古）

 女子Ａ：天真爛漫（フォーエヴァー）

 ありがとう、皆。

次会う時はこの愛称で呼び合って呉れてるよね。

さよならだけど、さよならじゃない♪（古っ）

いつかまたどこかで。

アリアリアリアリアリーヴェデルチ！！